小悪魔な彼
「んあっ…!」
またまた部屋に響く私の声。
恥ずかしい…恥ずかしすぎてほんとに泣けてきた。
小森くんの止まらない甘い動作に私の目からは一筋の涙が伝った。
「可憐さん…そんなに気持ちいの?」
「んなわけないだろっ!」
ほんと馬鹿だこの人。
でも…この涙は何なんだろう。
恥ずかしいから?
いや,違う。
私…
「そんなこと言って…余裕なんか無くしてやる。
俺のことしか考えられないくらいに…」
「えっ?ちょっ…ああ…!」
ほんとに小森くんに酔い痴れてるのかもしれない。
そして意識が飛ぶ前にふと思ったこと。
この人絶対…小悪魔だ!!