小悪魔な彼


「とにかく,むしゃくしゃして…昔からアイツはむかつくんだけどさ?
なんか,こう,無性にイライラして…あ!」


小森くんは何か思いついたように声を出した。


「何,いきなり!」


「そういえば,なんであの場所にいたの?」


いきなりそれかよ!


「あー…えっと…」


「もしや,俺のあと…つけてた?」


ギクリ。ば…バレました?


「いや…た,たまたまね?」


「嘘だ。顔ひきつってるよ?」


小森くんはそう言うなり,私の胸に手を置いた。


「ちゃんと言わないと…わかるよね?」


「きゃっ!」


小森くんは私の胸を優しく包んだ。
このどSが〜〜!!



< 166 / 338 >

この作品をシェア

pagetop