花に美少年
「うーん・・・」
「最初はナンパ目的だと思ってた」
「ん?」
「だから、ヤリたいから連れ込んだのかなって。でもそんな素振りもないし。こんな風に良くもしてくれるから、ますます理由がわからなくなる」
助かってはいるけれど、こんなのって私にばかり都合が良すぎてよくわからない。
「本音を言っていいなら、」
フォークを置いた結児君が、さっきまでとは違う真剣な表情で、真っ直ぐに私を見た。
その眼差しが高校生らしくない色気を含むことは、もう充分に知っている。
「な、何?」
何故か緊張してしまう私を前に、男は口を開いた。
「めいちゃんと、ヤリたいと思ってる」
「・・・」
「・・・」
「・・・は!?」
「だからめいちゃんが考えていることは、だいたい当たってるよ」
「なっ、だって」
自分で聞いておいて、動揺のあまり言葉を失った。