花に美少年

「うん。だって私の彼氏の部屋はもっと物で溢れていたよ?よくわかんない趣味のあれこれとか・・・」

「めいちゃん」

「ん?」

「無意識は一番良くないよ?」

「・・・無意識?」

意味の分からない事を言う結児君に首を傾げれば、彼は困ったように眉を下げた。

「人参、もういらないから食べて」

「は?」

「罰ゲーム」

「え、私が!?」

「めいちゃん、あーん」

「意味わかんないから」

人参を刺したフォークを向けてくる結児君から顔を背けると、男子高校生は拗ねたように頬を膨らます。

「めいちゃんの意地悪」

「意地悪だと思うなら、私に優しくしなければいいのに」

「ん?」

「だいたい結児君の目的は何?」

「目的?」

「何で私を泊めてくれるの?て言うか、何で私に声掛けたの?」

ずっと気になっていた。でも聞くタイミングを逃していた質問の答えが急に欲しくなって、目の前の男をじっと見た。
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