消える世界で、僕は何度でも君に会いにいく。
唐突に告げられた言葉の意味を理解するのに、ほんの少しの時間がかかった。
「待たせてごめんね。
遅くなっちゃったけど、私は直人くんが好き。大好きですっ」
顔を赤らめて、言いにくそうにモジモジしながら畑中さんは言った。
「あの、つまりね、何が言いたいかっていうと……
私を、彼女にしてくださいっ…!」
座ったまま頭を下げてきて、しばしの沈黙が流れる。
自分の頰が緩んでいくのが分かった。
嬉しい。
嬉しい、嬉しい。
心臓が激しく高鳴って、胸が苦しいくらいだ。
でもそれは全然嫌じゃなくて、卒倒してもいいやって思えるほど嬉しくて。
「はは、先に言われたら男として立つ瀬がないよ」
「えっ!あ、あの、ごめんなさい…!」
「何も謝らなくても良いよ。これからはもう少し見せつけたいなって思っただけ」