「俺、君のこと…」この続きが言えたなら
彼女は、一筋の涙を流していた。



「あっ、ご、ごめん。
私泣くなんて、恥ずかしい…」

彼女は、泣きながらニコッとした。



俺は彼女に近づき、

「白の髪は、綺麗だよ。」



俺は彼女の頭を撫でて微笑んだ。



俺には、彼女の過去は、わからないけど今、彼女の力になれているかな。



「ありがと…」


「俺、もう帰るよ。コーヒーありがと。あと、なんかあったら電話して」

俺は紙に番号を書いてテーブルの上に置いた。


「バイバイ…」

彼女は、泣いた目をこすりながら言っていた。









でも、このとき俺は知るよしもない。



彼女の深い過去を…
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