初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
お母さんの作ってくれた夕食はやっぱりおいしい。妹の言うように食卓には私の好きなものが並んでいた。
「お正月前においしいもの食べられてラッキー」なんて言ってる妹は、しっかりお母さんの味を受け継いでいていつ嫁に行ってもいいぐらいの腕前らしい。
「そうだ、おねーちゃん。ご飯の後どっか行くんだっけ?」
さっき話のついでにそんな話をした気がする。どっかっていうか、なんていったらいいもんか。
「あー、うん。そうなんだよね。ちょっと知り合いに……」
「え?これから?」
これからと言ってもまだ7時過ぎで、東京に居れば違う意味で全然これからな時間。
だけどこの町に住むお母さんには十分もう夜の時間。
「時間今しか取れないみたいだから……」
なんとかごまかそうと言葉を選んで話をする。
「とか何とか言っちゃって、案外彼氏なんじゃないの?」
だけどそんな努力もむなしく妹のこの一言で食卓は静まる。
「え、」
違うって即答すればいいものの、違わないから答えられずに気まずい空気に。
「あ、ごめん冗談のつもりだったんだけどね?」
ごめんって目で合図してお茶をすする妹。まだ付き合いたてで、親に紹介できるほどじゃないのに。下を向いて小さくため息をつくと正直に話はじめた
「お正月前においしいもの食べられてラッキー」なんて言ってる妹は、しっかりお母さんの味を受け継いでいていつ嫁に行ってもいいぐらいの腕前らしい。
「そうだ、おねーちゃん。ご飯の後どっか行くんだっけ?」
さっき話のついでにそんな話をした気がする。どっかっていうか、なんていったらいいもんか。
「あー、うん。そうなんだよね。ちょっと知り合いに……」
「え?これから?」
これからと言ってもまだ7時過ぎで、東京に居れば違う意味で全然これからな時間。
だけどこの町に住むお母さんには十分もう夜の時間。
「時間今しか取れないみたいだから……」
なんとかごまかそうと言葉を選んで話をする。
「とか何とか言っちゃって、案外彼氏なんじゃないの?」
だけどそんな努力もむなしく妹のこの一言で食卓は静まる。
「え、」
違うって即答すればいいものの、違わないから答えられずに気まずい空気に。
「あ、ごめん冗談のつもりだったんだけどね?」
ごめんって目で合図してお茶をすする妹。まだ付き合いたてで、親に紹介できるほどじゃないのに。下を向いて小さくため息をつくと正直に話はじめた