初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
先輩の会社の近くという事もあって何度か来たことのあるお店。
奥の方って言ってたから……そのまま進んでいくと立ち上がった先輩と視線が交わる。
「あ、あそこみたい」
後ろから着いてくる相良さんに振り返って言い、向き直るとさっきと違い眉間にシワを寄せた先輩が……、私?いやその後ろ、相良さんを凝視してた。
部外者と言った先輩の言葉が思い出された。
……やっぱり、付いてきてもらうのはダメだった、よね。
そう思っていると相良さんがすばやく私の前に出て先輩に向かって
「どーも。別に邪魔にし来たわけじゃないですよ」
ますます眉間のシワが深くなる先輩に、
「遅い時間だし、荷物もあるから待ってるだけですから」
そう言ってから私に向き直り「店内にいるからメールして」と。
相良さんはただ先輩に挨拶しただけ。だけどそれが何故か先輩の態度を変えさせた。
「……別に。同席すれば?」
え?我が耳を疑った。
だってさっき部外者って。
「なら、遠慮なく」
相良さんは先輩に軽く会釈をしてから店のスタッフを呼んで三人分の飲み物をオーダーした。
……えと。どうすれば?
奥の方って言ってたから……そのまま進んでいくと立ち上がった先輩と視線が交わる。
「あ、あそこみたい」
後ろから着いてくる相良さんに振り返って言い、向き直るとさっきと違い眉間にシワを寄せた先輩が……、私?いやその後ろ、相良さんを凝視してた。
部外者と言った先輩の言葉が思い出された。
……やっぱり、付いてきてもらうのはダメだった、よね。
そう思っていると相良さんがすばやく私の前に出て先輩に向かって
「どーも。別に邪魔にし来たわけじゃないですよ」
ますます眉間のシワが深くなる先輩に、
「遅い時間だし、荷物もあるから待ってるだけですから」
そう言ってから私に向き直り「店内にいるからメールして」と。
相良さんはただ先輩に挨拶しただけ。だけどそれが何故か先輩の態度を変えさせた。
「……別に。同席すれば?」
え?我が耳を疑った。
だってさっき部外者って。
「なら、遠慮なく」
相良さんは先輩に軽く会釈をしてから店のスタッフを呼んで三人分の飲み物をオーダーした。
……えと。どうすれば?