初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
それから数日後、
【この前の埋め合わせをしたいので、都合のいい日を連絡ください】
坂下くんからの突然のメール。
確かにあの日、そんな話をしていた気がするけど。それが社交辞令だということにすっかり慣れてしまった今の私は、普通に聞き流していた。
それに、今まで全く連絡もなしでこのタイミング。
「これって三人でってことだよね……」
ため息をつきつつ、届いたメールを睨む。
そんなことしたって、何も変わらないけど。
そのメールは先輩と私に同時送信されている。
私はあれ以来、先輩にメールの返事を送っていない。だからここですぐに返信するのも躊躇われて……
持ったままの携帯がブルブルと震え、メールの受信を知らせる。
すぐに確認すると、
【ちょうど今週から落ち着いたので週末なら大丈夫】
全員に返信した先輩からのメール。まさかここでいつでもと言えず、
【週末なら調整つくと思います】
仕事なんてそこまで残業するほどのものに携わってない。だけどこういう小さな見栄を重ねていく事に慣れ過ぎてる。
【では金曜日に。時間と場所は改めて連絡します】
坂下くんからの返信を確認して携帯をしまった。
【この前の埋め合わせをしたいので、都合のいい日を連絡ください】
坂下くんからの突然のメール。
確かにあの日、そんな話をしていた気がするけど。それが社交辞令だということにすっかり慣れてしまった今の私は、普通に聞き流していた。
それに、今まで全く連絡もなしでこのタイミング。
「これって三人でってことだよね……」
ため息をつきつつ、届いたメールを睨む。
そんなことしたって、何も変わらないけど。
そのメールは先輩と私に同時送信されている。
私はあれ以来、先輩にメールの返事を送っていない。だからここですぐに返信するのも躊躇われて……
持ったままの携帯がブルブルと震え、メールの受信を知らせる。
すぐに確認すると、
【ちょうど今週から落ち着いたので週末なら大丈夫】
全員に返信した先輩からのメール。まさかここでいつでもと言えず、
【週末なら調整つくと思います】
仕事なんてそこまで残業するほどのものに携わってない。だけどこういう小さな見栄を重ねていく事に慣れ過ぎてる。
【では金曜日に。時間と場所は改めて連絡します】
坂下くんからの返信を確認して携帯をしまった。