初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
前日に坂下くんから場所と時間のメールがきた。
けれど、先輩からは何も連絡のないまま約束の日を迎えた。
返事をしなかったくせに気になってる。
けれど、今更何をメールすればいいのかわからない。
かといって、やり直しの飲み会を断ることも出来ない自分もいる。
「どうしたいんだろ、私。」
もう少しうまく立ちまわれるはずなのに、
恋愛の駆け引きだってそこそこしてきたのに、
むしろ、だからこそなのか。
頭で考えれば考えるほど、自分がどうしたいのか分からなくなる。
心に問いかければすぐに答えは出るのに。
けれど、その答えは―――。
鏡に向かい口紅を塗り直した。
そして化粧ポーチをカバンにしまいもう一度鏡を見る。
「とりあえず、行くしかないよね」
行くと決めたのは自分。先輩にメールの返信をしなかったのも。
子供じゃないんだから自分でしたことぐらいなんとか。
突然振動を伝えたカバンの中身。
そのふるえた携帯を取り出してみれば、
「え、」
―――着信中。
けれど、先輩からは何も連絡のないまま約束の日を迎えた。
返事をしなかったくせに気になってる。
けれど、今更何をメールすればいいのかわからない。
かといって、やり直しの飲み会を断ることも出来ない自分もいる。
「どうしたいんだろ、私。」
もう少しうまく立ちまわれるはずなのに、
恋愛の駆け引きだってそこそこしてきたのに、
むしろ、だからこそなのか。
頭で考えれば考えるほど、自分がどうしたいのか分からなくなる。
心に問いかければすぐに答えは出るのに。
けれど、その答えは―――。
鏡に向かい口紅を塗り直した。
そして化粧ポーチをカバンにしまいもう一度鏡を見る。
「とりあえず、行くしかないよね」
行くと決めたのは自分。先輩にメールの返信をしなかったのも。
子供じゃないんだから自分でしたことぐらいなんとか。
突然振動を伝えたカバンの中身。
そのふるえた携帯を取り出してみれば、
「え、」
―――着信中。