初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
目の前のグラスに入れられた琥珀色の液体が、この前相良さんの家で飲んだのに似てるななんて考えていたら隣から話しかけられた。
「クルミちゃん?そろそろ帰ろうか」
「え?あ、うん」
「え?潤にぃたち、もう帰っちゃうの?」
寂しそうに言う桃華ちゃんの声が聞こえてきた。
その桃華ちゃんに微笑んだ後、相良さんは堂地さんの方を見て、
「今度はこういう抜き打ちみたいなのじゃなくて、きちんとセッティングしますから」
「え?抜き打ちって?」
「はは、そうですね。それは失礼しました。じゃあ楽しみに待ちましょうね。モモ?」
「え?あの?えと、?はい」
抜き打ちとかセッティングとか良くわからないけど、ともかく改めて三人で会うんだろう。それこそ私は全く関係のない人なんだから。
「すみません、今日は突然おじゃまして」
「いえ、こちらの方こそ、色々と邪魔したようなので。彼に怒られないうちに私たちも退散しますよ」
「だから、そういうのだっての」
今度はさっきみたいな冷たい言い方じゃなくて、笑いながら。
「はは。まぁそのおわびにここはご馳走しますよ」
「当然だっての」
そう言ってくれた堂地さんに丁寧にお礼を言って私たちもお店を出た。
外は寒いはずなのに、酔った体にその空気が気持ちよくて「涼し。」なんて言ったからか、
「クルミちゃん、ちょっと飲み過ぎ」
って後ろから相良さんのちょっと困ったような声が聞こえてきた
「クルミちゃん?そろそろ帰ろうか」
「え?あ、うん」
「え?潤にぃたち、もう帰っちゃうの?」
寂しそうに言う桃華ちゃんの声が聞こえてきた。
その桃華ちゃんに微笑んだ後、相良さんは堂地さんの方を見て、
「今度はこういう抜き打ちみたいなのじゃなくて、きちんとセッティングしますから」
「え?抜き打ちって?」
「はは、そうですね。それは失礼しました。じゃあ楽しみに待ちましょうね。モモ?」
「え?あの?えと、?はい」
抜き打ちとかセッティングとか良くわからないけど、ともかく改めて三人で会うんだろう。それこそ私は全く関係のない人なんだから。
「すみません、今日は突然おじゃまして」
「いえ、こちらの方こそ、色々と邪魔したようなので。彼に怒られないうちに私たちも退散しますよ」
「だから、そういうのだっての」
今度はさっきみたいな冷たい言い方じゃなくて、笑いながら。
「はは。まぁそのおわびにここはご馳走しますよ」
「当然だっての」
そう言ってくれた堂地さんに丁寧にお礼を言って私たちもお店を出た。
外は寒いはずなのに、酔った体にその空気が気持ちよくて「涼し。」なんて言ったからか、
「クルミちゃん、ちょっと飲み過ぎ」
って後ろから相良さんのちょっと困ったような声が聞こえてきた