初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
着いた場所を見て驚いた先輩が先に口を開く。
「坂下、まじでここ?」
先輩がそう言ったのももっともで、看板も何も出ていないお店。
一見さんお断りって雰囲気を醸し出してる。
「大丈夫です。予約しましたから」
「んじゃ、入るか」
「それに、ここ。小さくですけど看板ありますから」
と、坂下くんが指さした先。植え込みの所に小さな看板ともつかないようなものがあった。
申し訳程度に置いてあると言った感じ。
カウンターの奥の座敷に通された。
「大勢なら賑やかな店がいいけど、三人だし」
中に入ってみると敷居が高いと感じていた場所は、親しみやすい雰囲気の女将がそれを一変させてくれた。
先輩のお気に入りのお店といい、ここもだけど。看板が目立たないのはお店の雰囲気づくりから来てることがわかる。
「少し離れただけでこんないい店あったんだなー」
「とっておきの場所なんで、今日は特別です」
そう言ってから坂下くんはビール瓶を持った。
坂下くんにビールを注いでもらってから三人でグラスを持つ。
今日は何についての乾杯なのか考えてると、
「取り敢えず、今日はこの前のやり直しってことで」
先輩のその言葉に二人とも頷いてグラスをあわせた。
「坂下、まじでここ?」
先輩がそう言ったのももっともで、看板も何も出ていないお店。
一見さんお断りって雰囲気を醸し出してる。
「大丈夫です。予約しましたから」
「んじゃ、入るか」
「それに、ここ。小さくですけど看板ありますから」
と、坂下くんが指さした先。植え込みの所に小さな看板ともつかないようなものがあった。
申し訳程度に置いてあると言った感じ。
カウンターの奥の座敷に通された。
「大勢なら賑やかな店がいいけど、三人だし」
中に入ってみると敷居が高いと感じていた場所は、親しみやすい雰囲気の女将がそれを一変させてくれた。
先輩のお気に入りのお店といい、ここもだけど。看板が目立たないのはお店の雰囲気づくりから来てることがわかる。
「少し離れただけでこんないい店あったんだなー」
「とっておきの場所なんで、今日は特別です」
そう言ってから坂下くんはビール瓶を持った。
坂下くんにビールを注いでもらってから三人でグラスを持つ。
今日は何についての乾杯なのか考えてると、
「取り敢えず、今日はこの前のやり直しってことで」
先輩のその言葉に二人とも頷いてグラスをあわせた。