眠り姫は夜を彷徨う
でも、多くの人に迷惑を掛けてしまい本当に申し訳なかったと思う反面、今まで曖昧だった自分の行動の全てが分かったことは、自分の中では大きな進展になったと思う。
そして、何よりそれを知った上で桐生たちは紅葉を認め、今後の対策まで考えてくれた。紅葉としては、その気持ちが何より嬉しかった。
(桐生さんが、掃除屋の私をずっと追いかけてたっていうのを聞いた時はびっくりしたけど…)
実は不満顔で「散々捲かれた」だの「おちょくられた」だのと恨み節も沢山聞かされてしまったのだけれど。でも、その後見せた彼の笑顔はとても優しいもので。
掃除屋としての自分を追っていたのが他の見知らぬ人などでなく本当に良かったと今なら思う。その辺の危険性についても散々説いて聞かされたのだけれど。心底心配してくれているのが伝わってきて、紅葉の心は温かくなった。
(桐生さんには励まされてばかりだ。昨日も相談に乗って貰ったばかりなのに…)
そう思ったところで不意に思い出した。
『そいつは文句言わずに、ずっと一緒にいてくれたんだろ?だったら迷惑とは思ってないんじゃねぇのか?別の奴の言葉なんか真に受ける前に、そいつのこと信じてやれってーの』
『それでも、どうしてもお前の気が済まねぇってんだったら、そいつに感謝の気持ちの分をたっぷり返してやれ』
『それが義理ってもんだろ?自分が嫌だとかって落ち込んでるヒマなんかねぇってことだ』
(圭ちゃん…)
まさか、圭ちゃんが来てくれるなんて思ってなかった。
前に、あんなに酷いことを言ったのに。
そして、何よりそれを知った上で桐生たちは紅葉を認め、今後の対策まで考えてくれた。紅葉としては、その気持ちが何より嬉しかった。
(桐生さんが、掃除屋の私をずっと追いかけてたっていうのを聞いた時はびっくりしたけど…)
実は不満顔で「散々捲かれた」だの「おちょくられた」だのと恨み節も沢山聞かされてしまったのだけれど。でも、その後見せた彼の笑顔はとても優しいもので。
掃除屋としての自分を追っていたのが他の見知らぬ人などでなく本当に良かったと今なら思う。その辺の危険性についても散々説いて聞かされたのだけれど。心底心配してくれているのが伝わってきて、紅葉の心は温かくなった。
(桐生さんには励まされてばかりだ。昨日も相談に乗って貰ったばかりなのに…)
そう思ったところで不意に思い出した。
『そいつは文句言わずに、ずっと一緒にいてくれたんだろ?だったら迷惑とは思ってないんじゃねぇのか?別の奴の言葉なんか真に受ける前に、そいつのこと信じてやれってーの』
『それでも、どうしてもお前の気が済まねぇってんだったら、そいつに感謝の気持ちの分をたっぷり返してやれ』
『それが義理ってもんだろ?自分が嫌だとかって落ち込んでるヒマなんかねぇってことだ』
(圭ちゃん…)
まさか、圭ちゃんが来てくれるなんて思ってなかった。
前に、あんなに酷いことを言ったのに。