雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





太陽、私ね?




「美雨、好きだ。愛してる。」




頬を真っ赤にして、微笑んだきみを―――。




「私も、好き。愛してる。」




そう言ったら、嬉しそうに笑ったきみの顔を―――。




私は、一生―――。





私たちは、自然とお互いに目を閉じて、唇を重ねた。




大好きな人との最初で最後のキスは、切なくて。だけど、どこかあたたかくて。

太陽の全てが感じられた、そんなキスだった――――。



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