この暴君、恋すると手に負えません
「そういう虹美ちゃんこそ、こんな時間に女の子一人で何してるの?」
「私も目が覚めちゃったんで、飲み物買おうと思って......」
「じゃ、僕と一緒に少し夜風に当たりに行かない?」
「え?」
すると光希さんは私の手を握って首を傾げた。
「虹美ちゃんと二人で話したい事があるんだ。行こう?」
「あ、はい」
何だろう。
二人で話したい事って。
光希さんは嬉しそうに目を細めて笑いながら、手を繋いだまま歩き出した。