この暴君、恋すると手に負えません
私たちが部屋を出ようと扉を開けると、其処に戻ってきた光希さんが待ち構えていた。
「ごめんね、待たせちゃって」
「光希、ミーティングは中止だ。緊急事態が起きた。お前も来い」
「え?唐突にどうしたの?」
桐生さんも私と同じで突然の事に不思議そうな顔をしている。
「......桐生が危ない目に遭っている」
「......事情は移動中に聞く。車よりヘリのが早いから屋上に行こう」
そして私たちは屋上にあるヘリに乗り込み、朱鳳家に向かったのだった。