この暴君、恋すると手に負えません


私はその写真を近くで見ようと写真立てを手に持った。
その時、写真立ての後ろが少し膨らんでいる事に気づく。


「……何か入ってるのかな?」


気になった私は後ろの止め具をずらして、中を開けてみることにした。


すると其処には白い封筒が入っており、裏返すと”虹美へ”と確かにおばあちゃんの字でそう書かれていた。
そう、それはおばあちゃんから私へ残した手紙だったのだ。


きっと生前に残したものだろうが、何でこんな分かりにくいところに隠していたのだろう。


その意図が分からないまま、私は手紙を読み始めることにした。
おばあちゃんがいつも座っていた座椅子に腰を落としながら……。








そしてその時、私の知らないところでとある人物が動き出していたのだ――……。








< 289 / 409 >

この作品をシェア

pagetop