この暴君、恋すると手に負えません


「……はい、私も帝さんの傍に居たいです」

それが私の本当の気持ちだ。
帝さんは私の返事に嬉しそうに目を細めて微笑んだ。


「そうか。なぁ、聞いてくれるか?」
「はい、何ですか?」


それはそれはとても愛おしそうな優しい目で私を見つめながら--……。



「俺とお前が出逢ったこの奇跡が全てを繋いでいった。俺はこの奇跡に感謝する。虹美、俺の一生をかけて必ず幸せにしてやる」



私と彼は出逢うはずがなかった。
私と彼は結ばれるはずがなかった。




「だから誓え。俺と永遠の愛を誓う事を」




そんな二人が出逢うなんて、このレインボーローズに秘められた花言葉のようだ。

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