秘密の契約
チクってしたのって、まさかキスマークのせい…!?
あたふたする私に知美がポケットから何かを取り出した。
差し出されたそれは…
「…絆創膏?」
シンプルな何の柄もない絆創膏だった。
知美はコクリと頷いて、
「とにかく他の女子たちに勘づかれたら厄介な事になりそうだし、今は取り敢えずそれで隠しな?」
グイッと私の手の中に押し込んできた。
知美はやっぱり、お姉ちゃんみたいで…
「ふふっ…」
思わず笑ってしまっていた。
「な、なに!?笑うところじゃないって!」
ムッとする知美。
嬉しかった。
こんなに私の事を思ってくれる友達がいる。
「知美、ありがとう」