太陽と花


「わ、すみません。」


私は人とぶつかってしまった



「凛梨…!」



すると聞いたことある声が私の名前を呼んだ





「陽山、くん…」




「ちょっと待って凛梨ちゃん!」




すると先生が出てきた




「あ、和輝」



「おじさん…」




ん?


和輝?



おじさん?



えぇぇぇ



でもこれは知られる訳にはいかない




「なんでこんなとこいんだよ。まさか…」




「な、なわけないじゃん。今度ね、妹ができるの。今日はお母さんが体調悪いから代わりに来たんだ。ね、先生?じゃあよろしくお願いします。」




私はそう言って病院から出た




先生なら大丈夫




勝手に言ったりしない




このこと美月さんにもまだ言ってないんだもん



大丈夫だよね







< 30 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop