太陽と花


「でも、やっぱり凛梨ちゃんがこんなひどいめに合ってるのに黙って見てるだけなんて。」




「こうしていつも助けてくださってるじゃないですか。これだけで私はとてもありがたいです。」




「でもやっぱり、もしもってこともあるし」



「その時はお願いします。」




「じゃあ私は何も言わないよ。その代わり今日は薬を出さない。ただ、私の家に今日は泊まりなさい。美月もいるし、安心だろ?」




「いや、そんなにお世話になれませんよ。」




「お願いだ。これ以上自分を傷つけないでくれ。」




「本当にありがたいんですが大丈夫です。私家に帰らないと。」




お母さんに泊まるなんて言えないよ



「じゃあ薬だけお願いします。では。」



「凛梨ちゃん!」




私は病室を出た



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