お前は俺だけの女だからな
翌日



    翌日、出勤し、朝礼を終えると、小走りで留美がきた。



   「昨日の、おたくの副社長との密会のこと昼休みに詳しく話しなさいよね。」



    昨夜のことを一目散に聞いてくるとは留美は仕事のこと以外の、おそらく恋愛的なこともあったのかという期待を抱いているのだろう。



  「えぇ、そのことは昼休みに、たっぷりと話してあげるわ。」



   (まぁ、留美の期待しているような話はしてあげられないだろうけどね。)



   とりあえず、有栖川副社長から言われたことも考えておかなければいけないな。



 

    


    そんなこんなしていると、あっという間に、お昼休みになり



   留美に昨夜のことを話し終えると、すごくがっかりしたような感じであった。




   しかし、私が副社長が不意にみせる表情を素敵だなとか、いいなって思ったことを告げると目の色を変えて



    それは恋だ。と叫んだ。
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