永遠の愛を(番外編も完結)
そして私はまたそんな岡田くんの言いなりになるしかなかった。

黙って頷くと今度はふっ と鼻で笑った岡田くん。

「じゃあ、俺ん家行くから乗って。」

家…?岡田君は私が断れないことを分かって言っている。

「………」

「だめ?」

先輩の見ている前で、私に何を言わせたいのだろう。

声に出して言いたくはなかった。どうせ岡田君から逃げられないなら、早くこの場から去りたかった。

彼の腕を引くように彼の歩みを促し、バス停を通り過ぎた。

「美麻って意外と積極的なんだ。家、今誰もいないから何かお昼だけ買っていこう。」

嬉しそうに岡田くんが言う。そんな事ここで言わなくてもいいのに。

先輩は私をどう思っただろう。

自分とキスをしたその日に他の男と付き合い始め、男の家に簡単について行く私を。
< 159 / 362 >

この作品をシェア

pagetop