永遠の愛を(番外編も完結)
先を歩いていた岡田くんが、2階の一番突き当たり奥にあるドアを開け私を先に中に入れてくれようと開けたドアにもたれて立っている。

「…お邪魔…します」

もう一度、小さく呟きながら岡田君の部屋に入ると、部屋の中は既に暖かかった。

もしかしたら家の中に家族の誰かがいるのだろうか、そう思って彼を見た。

「暖房のタイマー入れておいて正解だったな。」

そう言って口角を上げた。

「タイマー…」

「うん、帰って来たら寒いの嫌だし。とりあえず、どこでも好きなところに座って。」

そう言われて、私が座った場所は入り口ドアのすぐ側。

カーペットの端にちょこんと腰を下ろした。

「端すぎ…。そんなとこ寒いからもっとこっち来なよ」

ソファに座る岡田君にそう言われて、少しだけ横に移動したけど「それほとんど変わってないから。」と呆れた顔で笑われた。

それ以上動こうとしない私に、岡田君はもう何も言わなかった。
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