永遠の愛を(番外編も完結)
少しでも早く…

先輩の前から逃げ出したかったのに、先輩は私をそのまま逃してはくれなかった。

「あいつと付き合ってるんだ?」

先輩の真っ直ぐな視線と質問が容赦なく突き刺さり、動けなくなった。

今朝の玄関での会話も聞こえていたのだろう。

嘘はつけなかった。

「……はい」

「…いつから?もしかしてあの時もう既に…」

「違います。あの時はまだ…付き合ってません。」

カラオケで先輩とキスをしたあの時は、まだ岡田君とそうなる未来が来るなんて微塵も思ってもいなかった。

友達を裏切ってしまったから…だなんて言えるはずもない。

先輩から見たら自分とキスした直後に他の男と付き合う女なんて、節操のない女にしか見えないだろう。

「あの後…」
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