永遠の愛を(番外編も完結)
ついさっきまではそんな素振りは一切無かったのに…

なぜ、岡田君は急に豹変してしまったのだろう。

角度を変えられるたびに、「やめて…」と声に出そうとする私のそれごと飲み込まれ、声にすることもかなわなかった。

「んんっー」

声にならない声を出し彼の体を押し返す私の力なんて、岡田君の前では非力に等しかった。

逃げられない…諦めかけたその時、わずかに開いたこの目の端に映ったのは呆然と立ち尽くしこっちを見ている先輩だった。

岡田君がなぜ急に豹変したのかが分かった気がした。

岡田君の部屋に行ったあの日、彼は「面白くない」と言った。

先輩とはキス出来て、彼氏の自分とは出来ないのか…と。
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