永遠の愛を(番外編も完結)
「いや、振られたっていうか…
彼女とは自然消滅で高校卒業以来、一度も会ってないです。」

『あー…ちゃんと終わらしてへんから残ってもうたんやな。』

「そうですね…。確かに…俺はかなり引きずってましたね。」

岡田君の発する一言、一言が自分の胸に突き刺さる。胸が痛い。

卒業式のあの日、校門を出る直前、誰かに名前を呼ばれた気がして最後にもう一度後ろを振り返った。

泣き笑いの顔で友達と写真を撮る女子や、笑いながら肩を組む男子、そこには胸にお揃いのお花をつけた沢山の卒業生が友人との別れを惜しんでいた。

その中に岡田君の姿もあった。

彼は沢山の友達に囲まれていたけど、あの時確かに彼は私を見ていた。

何かを伝えたそうに私を見つめていた彼から、先に目を逸らしたのは私の方だった。
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