永遠の愛を(番外編も完結)
一瞬、本当に違う人かと思ったほど。

だけど、私に気づいたあの人がこっちを見て微笑んだ。

明るい場所で、まるで知らない人にさえ見える彼の所へ行くのを少しだけ躊躇ったけど、勇気を出して足を一歩踏み出した。

「…遅くなってごめんなさい。」

「気にしなくていいよ。僕も今来たところだしね。」

柔らかな雰囲気の彼に「ほら座って。」と促され、彼の正面に座る。

注文を取りに来た店員さんが去って行くと、彼の目がこちらに向けられた。

緊張でひどくのどが渇いた。
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