永遠の愛を(番外編も完結)
近いうちに会えますか?

そう送ったメッセージに返事が来たのは、つい2日前。

『明日なら時間が取れると思う。』

相手も私がどういうつもりで会いたいと言ったのか察しはついていたのだろう。

時間なんて、コーヒー一杯飲めるそんな時間があれば、私たちにはそれで十分だった。

今までのようにお酒を飲んで寂しさを紛らわすことも、体を繋げて一人じゃない事を確かめる必要もないのだから。

相手が待ち合わせに指定したのは私の職場からほど近い場所にあるお店。

その人とは今まで一緒に入ったこともないような明るく、木の温もりが漂うカフェだった。

オープンテラスもあるそこで先に私を待っていたのは、知っている人なのにまるで知らないあの人。

考えてみたらお昼のこんなに人の多い、明るい場所で会ったことなどなかった。
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