永遠の愛を(番外編も完結)
週末の今日は駐車場に停まっている車の数もまばらで少ない。
その中を少しだけ歩き駐車場の端まで来ると、高台でもあるこの場所からは市内が一望できた。
デパートの看板や大きな工場の煙突、私たちがかつて通った高校の校舎も小さいながら遠くに見えた。
そしてそのもっと向こう側には、小さな頃祖母によく連れて行ってもらった海も。
何も変わっていないようで、少しずつ変わり続けているこの世界。
そこに住む人も、街並みも、変わらないものはなにひとつない。
見上げればすぐ眼前に広がるこの空でさえ、刻一刻と移り変わっている。
そして、止まっていた私の時間も今はちゃんと動いている。
『人は皆、幸せになるためにこの世界に生まれてくるんだよ。
おばあちゃんはどこにいても、みーちゃんの幸せを願っているからね。』
慶斗さんのおかげで、亡くなる前に祖母が私に残してくれた大切な言葉を思い出すことができた。
その中を少しだけ歩き駐車場の端まで来ると、高台でもあるこの場所からは市内が一望できた。
デパートの看板や大きな工場の煙突、私たちがかつて通った高校の校舎も小さいながら遠くに見えた。
そしてそのもっと向こう側には、小さな頃祖母によく連れて行ってもらった海も。
何も変わっていないようで、少しずつ変わり続けているこの世界。
そこに住む人も、街並みも、変わらないものはなにひとつない。
見上げればすぐ眼前に広がるこの空でさえ、刻一刻と移り変わっている。
そして、止まっていた私の時間も今はちゃんと動いている。
『人は皆、幸せになるためにこの世界に生まれてくるんだよ。
おばあちゃんはどこにいても、みーちゃんの幸せを願っているからね。』
慶斗さんのおかげで、亡くなる前に祖母が私に残してくれた大切な言葉を思い出すことができた。