永遠の愛を(番外編も完結)
コンコンと個室の扉をノックをすると、中から「はい、どうぞ。」とヨシおばあちゃんの声が聞こえた。

ドアを開け「こんにちは」と顔をのぞかせると、ベッドの上に座っていたヨシおばあちゃんが「あら、美麻ちゃん。」と声を弾ませ笑顔になった。

ヨシおばあちゃんは読みかけの本を閉じ、その上に外した眼鏡を置くと「こっちに座って」と、招き入れてくれた。

約2週間ぶりに会えたヨシおばあちゃんは、点滴も酸素も外れ顔色も最後に見た時と比べたら随分良くなっているのが見てとれた。

あれから毎週末、病院にお見舞いに来ている慶斗さんから状況は聞いていた。

けれど、順調に回復している様子を実際に自分で見て安心した。
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