永遠の愛を(番外編も完結)
「美麻…ごめんね。」

さっきも何度も謝られた。

だけど唯ちゃんは何一つ謝る必要なんてない。

「唯ちゃん、謝るのは私だから。私が…」

「ちがうの!」

唯ちゃんが私の言葉を遮る。

「あの時、美麻自身もまだ自分の気持ちに気づいていなかったと思う。だけどね、私は途中から気づいてた。美麻が先輩に惹かれてる事も、先輩が美麻を見てた事にも。」

そうカミングアウトした唯ちゃんの言葉に驚きを隠せなかった。

唯ちゃんはどうして気づいたのだろう。

「休み時間になると先輩を探しに美麻に付き合ってもらってたでしょ、私。だけど美麻のおばあちゃんが入院した後くらいからだったかな。なんとなく、休み時間になると私よりも美麻の方がそわそわしてる気がして、とにかく顔つきが変わったの。」

「顔つき…?」
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