永遠の愛を(番外編も完結)
隣では唯ちゃんが朝からテンション高く喜びの声をあげていた。

「はぁ…今日の先輩も、完璧な王子だった。」

そんな言葉を吐いてうっとりする彼女を横目に今朝、家で見た先輩の姿を思い出していた。

私が家を出る時、先輩はまだ起きてきたばかりで洗面所で顔を洗っていた。

学校では女子の憧れの完璧な王子の後ろ髪には、ピョーンと可愛い寝癖がついていたのだ。

普段学校では決して見れない可愛い王子の一面に無意識に頬が緩んだ。

唯ちゃんがあんな先輩の姿を見たら、きっともう手がつけられないほどのテンションになるんだろうなぁ。と想像した。

「しかも、今もまた目が合ったよ~」

「良かったね。」

教室に着いた私たちは、席が離れてるので、とりあえずそれぞれ一旦自分の席にカバンを置きに行った。

いつも、教卓の前の席の唯ちゃんが、窓際後ろの私の席までやって来る。

私の前の席にいつも通り座った唯ちゃんが言った。
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