隣にいてもいいですか?
「なんでダメなんだよ!!!!!!!!!」
髪をグシャグシャとしながら、あたしを睨みつける。
「ゆ、悠太…?!?!」
悠太が迫ってくるのと同じ歩幅であたしも後に下がる。
でも、いずれ終わりは来る。
壁。
ドンッ
という音を立てて、怖くてたまらない悠太に壁ドンされた。
あたしの目線の上にいる悠太はあたしを睨み下ろしてこっちを見てる。
「柚希。俺と付き合え。」
そう言った。
「………怖いよ、悠太…。」
悠太はそんな人じゃなかったのに。
「柚希。俺がどれだけお前を好きか知ってるか?」
怖い悠太がもっと近づいてくる。
「やめ、やめて…悠太…やめて……。」
助けて……
助けてよ…………大空…!!