隣にいてもいいですか?













「おい、柚希。もう今日から俺らカップルな。」






フフンって鼻で笑って悠太の唇があたしに近づいてきた。





「やめて……嫌…助けてよ………」






自分でも聞こえないくらい小さな声で言ったあと、





ガラガラ





「おい!今すぐこいつから離れろ!!」














「…………………た、大空…!」








大空が来たことに驚いた悠太は、ハッとしていつも通りに戻った。






「ユズ、大丈夫か?なにかされなかったか?ケガは?」





「ないよ…大空……ありがとう!」






涙が溢れ出た。


今まで無いくらいに。












「柚希、ごめん。俺、どうかしてた。」





戻った悠太がそう言ってくれた。





「大丈夫だよ、悠太。
悠太の気持ち、素直に嬉しかったし!」




「ユズ、そんなにすぐ許していいのかよ。」




そう言う大空はまだ信じられないような表情をしている。





「いいんだよ。あたしは悠太を信じる。」





大空は人のためなら手を出すような人だからそれはやめて欲しくて、言葉を選んで大空に伝えた。







「そっか。悠太、お前早く帰れ。」






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