車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

「なに、勝手に座ってんだよ?へなちょこが」

嫌味を言ってきたが。

「誰がへなちょこだ。
別に何処に座ろうがいいだろう。
俺の勝手た!」

「ここは、俺の特等席だ。
勝手に座るな。ボケナス」

「はぁっ?何だと!?」

美堂の嫌味に対してキレる。

やっぱり。コイツ…ムカつく。

ギャーギャーと言い合いになっていると

「こらこら。店内で喧嘩しない」

早川兄ちゃんがお冷やとおしぼりを持って
車椅子を押しながらこちらに来た。

「だって……コイツが」

「海利。教科書とノートを片付けろ。
置けないから」

俺が文句を言う前に片付けるように
注意をする早川兄ちゃん。

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