車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

「コイツが、食べたんだからな。俺は、
一口も食べていない」

俺ではないと言ってきた。

「分かってるよ。こんなことやるの
昔から翼だけだもの」

うっ……。

小さい頃から
しょっちゅうやっているのでバレバレだった。

すると美堂が

「千花。しょうがないから俺の分を
少し分けてやる。ほら、あーん」

自分の苺タルトをフォークに
刺して食べさせようとしてきた。

なっ……!?

「おい、何て千花に食べさせようとしてるんだよ!?
俺には、くれないくせに。ってか勝手に
呼び捨てをするな!!」

俺は、それを聞いて怒った。

「はぁっ?別にいいだろ。
俺がどうしようが、へなちょこには関係ない」

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