車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

ビクッ!!

思わず立ち止まり振り向いた。

「また、明日な!」

そう言って笑いかけてきた。

「うん。また、明日ね」

「またな。」

俺と千花は、笑顔で返した。

そして向きを直すとお互いに
ふぅっ……とため息を吐いた。

また、身構えてしまった。

早川兄ちゃんの言う通り
きちんと割り切って付き合うのは、
まだ早いのかも知れない。

お店を出ると美堂がボソッと

「俺……アイツ嫌い」

そっぽを向きながらそう呟いてきた。

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