車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
アイツって……高橋か?
「えっ?高橋君のこと?」
千花が不思議そうに聞き直した。
「……あぁいう無神経な奴……嫌い。ウザいから」
美堂は、機嫌悪そうに
また言っていた。
俺は、その言葉に驚いた。
だが、何だか嬉しかった。
まるで仲のいい友人に
嫉妬しているように見えたからかも知れない。
車に乗り込むがニヤニヤと笑う。
「何だ?ニヤニヤして……気持ち悪い」
気持ち悪いは、余計だ!
「いや。もしかしてお前……俺と高橋の仲に
嫉妬したのかなぁ~って思ってさ」