車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
試合は、続行された。
その際に姫宮にも変化が現れるように。
ボールを持っていたが
俺が姫宮をブロックした。
すると姫宮は、初めて仲間にパスを渡した。
独走していた奴は、
初めて仲間の温かさに気づかされたのだろう。
姫宮の奴……。
早川兄ちゃん達は、何だか
嬉しそうに微笑んでいた。
もちろん俺も。
いい変化が起きたことに喜んだ。
試合は、第3クオーターから第4クオーターになる。
仲間を意識するようになった姫宮は、
さらに強くなって行く。
点が縮まるが、仲間意識なら
俺達も負けてはいない。
決勝戦は、最後の最後まで激しいぶつかり合った。