車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

「違う……そこではない」

そう言うと美堂は、無断で千花に近付き
頬についた食べカスを取った。

そしてペロッと舐めた。

はぁっー!?

「あ、ありがとう……ございます」

「間近で見ると千花って……可愛いね」

えっ!?

「こらこら、海利と千花ちゃんが
イチャついてどうするんだ?」

「おい、こら。海利。
お前……千花に何をやっているんだ!?」

慌てて俺は、激怒した。

「何って……千花の頬についていた食べカスを
取ってあげただけだけど?」

しれっと応える美堂だった。

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