車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
いやいや。
そういう問題ではない。
「そんなのは、見ていたら分かる。
そうじゃなくて、千花に……か、可愛いって」
「可愛いから可愛いって何が悪い?
それに。翼は、別に彼氏でも何でもないのだから
俺が誰を口説こうが関係なくない?」
「関係あるわ!!
千花は、俺の彼女になるのだから」
俺は、勢いで告白まがいなことを
言ってしまった。
「ふーん。彼女……ねぇ……」
「あ、いや。べ、別にそういう意味じゃあ……。
俺は……別に千花のことなんて……想ってねぇーし」
くそっ……タイミング悪く告白になったせいで
ムードも何もないじゃん。
「あ、そう。何とも想っていないなら
別にいいよな?
俺と千花が付き合おうが」
いやいや。おい。
ちょっと待て!!
「だから何でだよ!?海利。
お前……千花のことが好きなのかよ?」