地上の星―アカイ瞳ノ『バンパイア』―
「その女、気に入った。名はなんと言うんだ?」
「姫彩…」
「姫彩か…わかった。おまえを城に招待してやる。しかしおまえら、こんな朝早くにどうして?」
「朝…?」
「何寝ぼけてるんだ。今は2時だぞ?」
私はクライアンを見た
クライアンも私をみた
「どうやら、【今日】はまだ朝らしい」
クライアンは私に囁いた
「…朝だとしらなかったのか?」
ベナノバスが言う
「おまえらは何者だ?」
「未来からトリップして来たの」
私は素直に答えた
「は…馬鹿な、おもしろくない冗談を……」
ベナノバスがそういいかけてクライアンの瞳を見た