きみだけに、この歌を歌うよ




桜並木を抜ける。

私の家もある、古い家ばかりの広い住宅街にでた。

私が住む家は、3キロも続く長い桜並木と広い海水浴場に挟まれている。



玄関の先にあるのは胸の高さほどの防波堤。

その向こうには、白々とした砂浜と深い青の海が広がっているのだ。

この海は、私の部屋の窓からも見える大好きな海。



愁との、思い出がたくさん詰まった場所。



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