きみだけに、この歌を歌うよ



なら、やめだやめだ。

やっぱり愁に告白をされた件は、九条くんには言わないことにしよう。



そんなことを考えながら、早足で歩いていると20分くらいで海についた。

私の部屋の窓からも見ている、いつもの見慣れた浜辺。

砂を踏みながら辺りを見渡してみたけれど、広々とした砂浜に九条くんの姿はなかった。



「いないかぁ…」



じゃあやっぱり、体調不良で休んでるのかな?

九条くんのことだから、行くのがめんどくさいからって理由で学校を休んでるっていうのもありえると思ったからここへ来たのに…。


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