きみだけに、この歌を歌うよ
「えぇ〜……本当に行くの?って、もう着替えてるし!しかも私のTシャツとスカートだし!」
梓が可愛く着こなしてるその薄ピンク色のTシャツ…。
まだ買ったばかりで、1度も着てないのにぃ。
「ほら、なにやってんの早く着替えなよ?その黄色いパジャマで行くつもり?」
「ちょっと待って、本当に行くの?もう20時だよ?こんな時間に出歩くなんて…」
「出歩くったって近所でしょ!じゃあ置いていくね!」
「あっ、待ってよ梓!」
クローゼットから適当に白いチュニックとショートパンツを引っ張りだして、急いで着替えた私は梓のあとを慌てて追いかけた。