神様修行はじめます! 其の五のその後
「小娘! そやつを捕まえろ!」


「ラジャ――――ぁぁ!」


 あたしは手に持った柄杓をブンブン振り回しながら、穴爪ネズミに向かって突進した。


 どりゃああ! 諦めておとなしく捕獲されろ希少生物ー!


 それまで味方だったあたしが、いきなり目ぇ血走らせて飛び掛かっていったもんだから、穴爪ネズミはもう混乱の極致。


『嫌あぁ! 誰か助けてぇ!(号泣)』って声が聞こえそうな表情で、死にもの狂いで逃げ回る。


「穴爪ネズミお願い! 事情は後で説明するから、ここは黙って捕まって!」


 説明したところでネズミに通じるとも思えないけど!


「それっ! 捕まえたあ!」


 穴爪ネズミに向かって狙いを定め、カエルみたいにびょーんと飛び掛かったら……。


 ―― バババッ!


「ぶはっ!?」


 いきなり顔面に大量の土をぶっかけられて、あたしは顔をしかめた。
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