神様修行はじめます! 其の五のその後
 一緒に追いかけていた小人さんたちも、頭っから土を被っちゃって、キャーキャー悲鳴を上げている。


「ぶへっ! 口の中に土が入った!」


 ぺっぺっ。うえぇ、まずい。


 ……あれ? ネズミいないじゃん! どこ行った!?


「土の中じゃ!」


 慌ててキョロキョロしているあたしに、絹糸がイラついた声で叫ぶ。


 土の中? ……あ!


 見れば、ちょうど穴爪ネズミがいた場所の土がモコッと盛り上がっている。


 きっと地中に潜っちゃったんだ! 見た目の半分はモグラっぽいから、たぶん土の中は彼のホームグラウンドなんだ。


 彼なのか、彼女なのかは分かんないけど。


「絹糸、どうしよう! さすがにあたし、土の中には入れないよ!」


「おそらく、地中を通って門川の敷地の外に逃げるつもりであろう。その前に捕えるのじゃ!」


「ラジャー!」


 小人さんたちが、まるでトビウオの群れみたいにポーンポーンと飛び跳ねながら庭の外へ向かって行く。


 立ち上がったあたしも、全速力でその後を追った。
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