神様修行はじめます! 其の五のその後
 土に潜った穴爪ネズミの姿は見えないけど、どうやら小人さんたちは、その気配が分かるらしい。


 迷う様子もなく一直線に、ポーンポーンと進んで行く。


「ハァ……ハァ……。ま、待ってぇ」


 穴爪ネズミは地中でもかなり素早い移動が可能らしく、走れども走れども追いつく様子がない。


 門川の敷地はとにかく広くて、庭を抜けたり中通りを通ったり、延々と走っているうちに息が切れてきた。


 く、苦しい~。あたし、長距離走は苦手なんだよ。


 それによく考えたらネズミ捕まえるのって猫の仕事じゃん!


 絹糸ったらなにしてんのよ。人に自分の天職を押しつけて!


 肩で大きく息をしながら走っているうちに、門川の巨大な正門が見えてきた。


 小人さんたちは、正門に向かって休む間もなく進んで行く。


 み、みなさん、超小柄なわりに、あたしより体力あるのね……。
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