神様修行はじめます! 其の五のその後
 門の手前で、小人さんたちが自慢そうにピョンピョン飛び跳ねている。


 そっか! お掃除係りの小人さんたちは、門川の敷地の扉すべてを開ける権限を与えられているんだった!


 でかした小人さん!


『『小人どもめ、なにをしている! 扉を無理に開けてしまっては空間全体の力場が崩れる!』』


 ―― ギイィィ……。


 阿・吽の大声と、重々しい音が響いて、目の前の扉がまた閉まり始める。


 ダメダメまだ閉じちゃダメ!


「とお――――!」


 あたしは閉まりゆく扉を目指して、無我夢中で頭っから突っ込んだ。


 競泳の飛び込みのような体勢で門から飛び出し、地面にズザッとスライディング。


 同時に、後ろの方でバタンと扉が閉まる音がする。


 イテテ。顔面擦っちゃった。でも間に合って良かった。


 ムクリと起き上がって後ろを振り向くと、もう正門はピッチリ閉じられている。


 ふうっと息を吐きながら立ち上がって、体中の土埃を手でパンパン払い落しながら、ハッと気がついた。


「……あれ? 小人さんたちは?」
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